2026年7月30日
ビットコインの凄絶な歴史
ビットコインは危険です。とても価格変動が激しい、ハイリスク・ハイリターンの資産です。今回の下落を含め、3回暴落しました。安定した資産形成を目指すのであれば、ビットコインに手を出してはいけません。
今日はこの話について深堀いたします。
ビットコインは2009年に運用が開始された、インターネット上で取引されるデジタル通貨です。国も銀行も管理に関与しない、自由な決済社会を目指して誕生しました。この資産が、直近の高値から約5割下落したことは記憶に新しいでしょう。しかし過去には、2018年に約8割、2021年から2022年に約7割という驚異的な暴落があったのです。
3度の大暴落の本当の理由
図表1を見てください。

なぜこれほどの暴落が起きたのでしょうか?
その理由は、ビットコインの本質的な価値がよくわからないからです。
では、ビットコインの良さとは何でしょうか。大きく分けて2つあります。
1つ目は、中央管理者がいない「自由さ」と「移動のしやすさ(低コスト)」です。銀行を通さないため、国や銀行に資産を管理されることはありません。勝手に口座を止められる心配もなく、インターネットがあれば世界中どこへでも手軽に送金できます。
2つ目は、発行される上限が決まっている「希少性」です。世の中に出回る枚数がプログラムで制限がかけられており、2,100万枚までと決められています。そのため、紙幣のように数が無限に増えて価値が下がるのを防ぐ仕組みになっています。
ところが、ビットコインはインターネット上の財産です。そのため、ハッカーに狙われる危険が全くないとは言えません。保存の仕方によっては、狙われやすいと言えます。ゴールドを金庫に入れておく方が安全です。
移動コストは安いですが、資産として保有する場合は、それほど頻度高く移動させることはありません。そのように考えていくと、ビットコインの資産としての本質的な価値が少ないということに気づきます。
端的に言えば、ビットコインを買う理由は、「価格が上がりそうだから」という点に尽きます。だから、上がり始めると勢いがついていきます。ところが、一方で、「価格が下がりそうだから売ってしまおう」という考えの人も大勢いまう。だから、いったん下がり始めると下落幅が大きいのです。
これは投機の考え方です。「価値が上がるから、買い進める」というのが投資の本当の姿です。図表2にあるようにゴールドが手堅く上昇しているのはそこに理由があります。

人はなぜ定期預金をするのでしょうか?資産のほぼすべてを預金にしている人も珍しくありません。安全に資産を増やしたいからです。
ビットコインが激しい乱高下を繰り返す中、金の価格は着実に右肩上がりを記録しています。データを見ればどちらが安全な資産形成に適しているか明白です。資産が半減するリスクを負う必要はありません。データを冷静に判断し、長期的な視点で資産を守ってください。



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