2026年9月22日
昨日の米国株価の上昇を読み解く
昨日、米国が上昇しましたので日米とも空売り解禁が延期になりました。保有株については絶好の手仕舞いタイミングになりました。今日はこの話をいたします。
SP500は9月中旬、50日移動平均線を1回割りました。この時点で、NYダウ平均は既に2回割れており、NASDAQは2回以上割れています。SP500があと1回割れたら陰転になるという状況でした。
ところが、昨日のNY株価は大幅な上昇となりました。特にNASDAQの上昇が2.3%と大きかったです。
NY市場の陰転はSP500、NYダウ、NASDAQの3つが50日移動平均線割れを2回起こした時点です。図表1にあるように、NASDAQが大幅に上昇した結果、過去最高値に近づいています。仮に、NASDAQが過去最高値を抜いた場合は、50日移動平均線割れの回数はゼロからカウントし直しになります。ルールは「最高値からの50日移動平均線割れの回数を数える」ことだからです。

そうした事態になったとしても、米国市場の大幅上昇はまず起きないでしょう。以下が理由です。
- 図表2にあるように、すでに騰落レシオがダイバージェンスを形成されています。ダイバージェンス発生後、数か月経ってから市場が下落局面に入ることは珍しくありません。

- 昨日は米国金利が若干の下落にとどまりました。これまでは
- 株価下落の日は金利上昇
- 株価上昇の日は金利下落
という流れになっていました。ところが、昨日は株価が大幅に上がったにも関わらず、10年債の金利は5.00%から4.95%への小幅下落にとどまりました。金利の上昇圧力(=債券価格の下落圧力)が強いためです。債券価格の下落は「債券は信用ならない」という市場からのシグナルです。米国が株式・債券ともに売られていく構図になっていくでしょう。
ここで戦略をまとめておきます。
❶日本株・米国株とも保有株は売却を薦めます。保有していいのはゴールドETF(1540など)です。金鉱株や銀ETFもOKです。
❷空売りについては、準備を行っておいてください。チャートの見方や投資部のサイトの見方を確認することは重要です。(初心者は空売りは行わない方がいいでしょう。ゴールド投資でも相当の利益になります。)
空売りに関して、資産の2割までとし、個別銘柄が8%逆方向に動いたら損切りです。(この際、資産は20%の8%だけ減少するので、計算すると1.6%の減少幅です。)日経225やSP500などの株価指数については5%で損切りをします。
回数をやっていくうちに、大成功を収めることがあります。一流のトレーダーはそうした姿勢で空売りを行います。損が出た場合の塩漬け投資が一番よくないです。
世界株価や債券価格は米国の動きに大きく影響されます。上で述べたことはすべて日米株式、日米債券(利回り)にいえます。
今後についても重要な動きは随時配信します。



コメント
コメント一覧 (3件)
わかりやすい解説をありがとうございます。
教えて下さい。
林先生のナスダックのチャートとSBI証券のチャートがマッチしてない?ような気がします。SBI証券では、S$P500もナスダックも、2026年は50日移動平均線のタッチは、どこにもしてないような気がしますが
私の調べ方のどこが間違っているのでしょうか?
私の質問の意味は、伝わりますでしょうか?宜しくお願い致します。
すみません。日足で調べると一致しました。すみません。