暴落サインを見逃すな

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2026年9月16日

上昇相場の裏で灯った赤信号

現在のS&P500(米国の代表的な株価指数)を見ると、まだ下げ基調にあるように見えせん。しかし、騰落レシオは下げ基調に入っています。これは暴落を警告する危険なサインです。今日はこれについてお話しします。

ダイバージェンスが示す相場の天井

騰落レシオとは、相場全体の勢いを示す指標です。多くの場合において、市場の動きに先行します。

具体的には、上昇銘柄数-下落銘柄数を日々加えて算出している数値です。

株価の上昇局面では、幅広く各種の株が上がるため、騰落レシオは大幅上昇します。株価の天井期では、上昇銘柄数が限られるため、騰落レシオは小幅な上昇、または下落となります。

図表1をご覧ください。現在の騰落レシオとS&P500のチャートです。S&P500が上げ基調になっているのに対し、騰落レシオが下げ基調となっていることがわかります。

このように、株価と指標が逆行する現象をダイバージェンスと呼びます。この現象が発生していると、天井を打ったと判断することができます。

ダイバージェンスは万能ではない

ただし、このシグナルが出たからといって、必ずしもすぐに暴落するわけではありません。失敗例があるのです。

図表2をご覧ください。ダイバージェンスが形成されてはいますが、その後のS&P500は上昇を続けています。これをダイバージェンスのダマシと言います。

このように、ダイバージェンスのシグナルは必ずしも成功するとは限らないという注意点は、知っておく必要があります。

大暴落前と同じ光景

それでも、このシグナルを最大級に警戒すべき理由があります。図表3をご覧ください。リーマンショック時の成功例です。

S&P500が力強い上げ基調を続ける一方で、騰落レシオは明確な下げ基調になっていました。これは典型的な天井パターンであり、その直後に歴史的な大暴落が発生しました。

株式をお持ちの方は撤退をお薦めします。「買った価格に戻るまでは売れない」といった考え方をしていると損が大きくなっていく可能性が高いです。

コメント

コメント一覧 (7件)

  • 暴落するまで、期間的には今からどれぐらいかかると予想できるのでしょうか。

    • 私もほとんどの株を売却して望んでいますがまたはアメリカも日本も日経平均が下がると上がる株にしていますが、そんなにまだ来ないので、1ヶ月ぐらい後になるのですかね。

      • 明確な時期は断言できませんが、以前から危ない兆候がいくつも見られている今、ほとんどの株を売却されたのは良いご判断をされていますね。

        とはいえ日経平均などが「下がると上がる」もの、特にインバース型をお持ちになるタイミングは、空売りと同じように考えていただくとより安全です。
        インバースは下落が長く続く局面では有利ですが、上下を繰り返すと徐々に不利になりやすいです。
        50日移動平均線を2回割ったタイミングなど、よりはっきり株価の下落のサインが出た時の方が適しています。

    • 明確な期間や時期は断言できませんが、ごく近い将来に始まってもおかしくはないです。
      その一番大きな理由は米国債です。金利が5%を超え、過去24年間で最も高い水準になりました。
      これは想定よりも早い上昇です。金利が上がるということは、裏を返せば債券価格が下がっています。
      すでに大変な事態が始まりつつある、と捉えた方が良いと考えています。

      そのような事態が起きている本当の理由は、米国債の信用が失われつつあることです。
      しかしメディアなどではそこは言わないようにしているため、ほとんど触れられていません。

      リーマンショックの前も、いざ大きな暴落が起きるまでは長期の上昇基調が続いていました。
      もしその1年前くらいに、「暴落が近づいている」と言っても誰も信じなかったでしょう。
      ところが実際には、その頃から危ない兆候はあったわけです。
      それに近い、もしくはそれ以上の事態が起きているのが今です。

  • 林先生へ初めまして暴落が近いとの事ですが1540純金信託は少し含み損出てますがこのままで良いのですか?他は処分しました。よろしくお願いいたします。

    • ゴールドはそのままお持ちになって問題ありません。
      いざ暴落が始まった時、最初は金も一緒に下がる可能性があります。
      リーマンショックの当時は、最初の数ヶ月は金も一緒に下がりました。ですがコロナショックの時は、金はほとんど下がらなかったです。
      では次に起きる暴落でどうなるかは、その時になってみないとわからない部分が大きいです。

      ですが株も債券も大幅下落した時、投資家の資金の行く先はほぼゴールド一択に絞られます。金が大きく上昇するのはそれからです。
      もちろん金が「常にずっと右肩上がり」なら一番良いのですが、なかなかそうはいきません。耐えるべき時をじっと耐えた時、その後に金が大きく上昇する時がやってくるとお考えになってください。

  • ダイバージェンスを確認するためのグラフの作り方にはルールがあるのでしょうか? 

    ① 騰落レシオ軸目盛と株価の軸目盛の設定次第でクロスしているのか?
      クロスしていないけれど傾きが違うのか? いかようにも作れるのではないかと感じました。

    ② 傾きを表す直線は上がる方は高値をつなぎ、下がる方は下値をつないでいるように見えます。
      この理解であっていますか? 図表3はちょっとズレちゃいましたね

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