2026年8月24日
短期上昇、長期下落
今後の日経平均は短期的にはまだ上がる可能性があるものの、長期的には下落していくと予想しています。
現在の日経平均の動きを見て、「そろそろ空売りを仕掛けたい」と考えている方は要注意です。今日は、「空売りはまだ」という話をいたします。
日経平均下落サインに騙されるな
まず、日経平均の現在地を確認しましょう。 図表1をご覧ください。相場の強弱を見極める重要なラインである50日移動平均線を、日経平均はすでに2回も割っています。通常であれば、これは相場が弱気に転じた明確な下落サインです。

しかし、ここですぐに空売りを仕掛けてはいけません。相場全体を俯瞰すると、まだ決定的な弱気トレンドには入っていないからです。
常に米国市場を意識する
なぜ今空売りが危険なのでしょうか。それは、米国市場が底堅いからです。
図表2をご覧ください。日経平均が崩れかけているのに対し、NYダウは50日移動平均線をまだ1度も割っていません。米国市場はまだ上昇トレンドを維持していると言えます。

米国の強さを裏付けるデータがあります。図表3の騰落レシオをご覧ください。

これは相場の過熱感を示す指標で、いまだに下落に向かうサインが出ていません。日本株は米国株の動きに強く引っ張られます。米国が世界の時価総額の半分以上を占めるからです。そうした状況下で、日経平均(または個別株)を空売りするのはリスクが高いです。
長期下落の理由は主役(AI株)の崩壊
では、なぜ長期的には下落方向なのでしょうか。その答えは、図表4のキオクシアの暴落にあります。

キオクシアは日本の時価総額トップとなったことのある銘柄です。つまり、AI銘柄の象徴とも言えます。それが65%の大暴落を記録しています。これは、「これまで相場を強力に引っ張ってきたAI株という主役が崩れ去った」ということを意味します。次に市場全体を押し上げる新たな柱(テーマ)が登場しない限り、日本株が長期的に上がり続けることはありません。
同じことは米国市場にも言えます。時価総額トップのエヌビディアも天井を形成したように見ることができます。
今後のシナリオは明確です。
- 短期:米国市場の強さに引っ張られ、日本株もまだ上昇する余地が残っている。
- 長期: AIという最大のエンジンを失っているため、いずれ本格的な下落に転じる。
現在は長期的な下落トレンドへの入り口でありながら、短期的な強さが残っている非常に中途半端な状態です。今は空売りをせず、米国市場が明確に崩れ始めるのを待ちましょう。



コメント
コメント一覧 (1件)
今日から勉強をはじめてみました。
どこまで内容の理解にがんばれるか不安ではありますが、なんとか時間を作って、理解していきたいです。
いままで、お金のことにあまり意識ぜずに生きてきた自分を反省しています。(笑)
本当に6か月以内に100万円到達したら、夢のようですね。