秘法チャートを理解する

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2026年10月7日

カギ足がわかれば売買タイミングがわかる

投資の最重要ルールに「高値抜き」、「底値割れ」があります。このルールを一瞬で判断する手法がカギ足です。色の変化だけを見ればよいからです。しかし、仕組みがわからないことには自分で活用することはできません。今日は、カギ足の仕組みをお話しします。

青:買い 赤:手仕舞い

いつの時代も、わたしたちが最も知りたい情報は、いつ買えば儲かるのか?です。この最良の方法のひとつがカギ足です。特徴は大きく分けて2つです。

1つ目が色の変化です。図表1のゴールドのカギ足を見てください。前の底値を割った瞬間、青色が赤色に変わっていることが見て取れます。手仕舞いのサインです。

赤色から青色のタイミングはどうでしょうか?こちらも、前の高値を抜いた瞬間を捉えています。買いの合図です。色の変化が現れるのを待ってから、翌日の始値で取引を行うだけです。

カギ足の特徴は時間がないこと

2つ目の特徴として、カギ足には時間がありません。一般のチャートには、1日前、2週間前、3か月前といった月日別の価格が表示されますが、カギ足にはそれがないということです。

「それってどういうこと?」と思うでしょう。図表2を見てください。カギ足チャートの例を作りました。スタートと終わりの日、つまり、1日目と20日目を青色、高値を緑色、底値を赤色にしています。なお、高値、安値などには〇日目という記載がありますが、通常のカギ足にはありません。説明のために追加した情報です。

では、図表3の一般的な株価のチャートと見比べてみましょう。

➊高値と底値が3回ずつある点では全く同じです。その価格も同じです。

❷図表3では10日目に高値があり、15日目に底値があります。5日間の下落ですが、図表2では「ただ下に線を引くだけ」になっています。これが「時間の観念がない」という意味です。

カギ足の描き方は簡単

どのような条件を満たせば、カギ足チャートが描けるのでしょうか?重要なのは2つです。

❶株価の反転

❷価格の変動幅

一言で言えば、十分に大きな反対方向の動きです。2つの条件を同時にクリアしない限り、カギ足が横に線を伸ばすことはありません。

詳しく述べましょう。カギ足が横に線を伸ばすとき、必ず株価は反転しています。つまり、図表3で言えば、4日目から5日目です。ただし、ここにはもう1つ条件があります。反転したときの価格の変動幅です。実は、図表2では2ドルという変動幅(固定)を指定していました。

株価の反転が初めて起こったのは、5日目です。今は2ドルを指定していますから、条件をクリアするためには、104(=106 – 2)を下回る必要があります。ですから、5日目(104.5)時点では、条件をクリアできず、チャートは横に伸びません。6日目の終値(103)になって初めて、2つの条件を同時にクリアしています。

図表4でその様子を表しました。図表では、未確定の部分を赤色の点線にしましたが、本来はこの点線も現れず、ただ1~4日目の縦線が書かれているのみです。6日目時点で初めて、緑色の部分まで一気に線が現れます。(なお、図表4では点線がついていますが、これはわかりやすくするためであって、実際のチャートには点線はありません。)

Trading Viewでは、このあいまいな状態の時、薄い線が描画されます。

薄い色の線が見え始めたら、

「おっ!新しい動きが作られそうだ。注意深く見ておこう」

と考えておけばよいです。

まずは、仕組みを理解してください。迷いが減ることは投資の意思決定の上で、とても重要です。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 林先生、サポートチームの皆様、お世話になります。
    カギ足の特徴は理解できましたが、実際にTraidingViewnのXAUUSD(金のCFD)のカギ足チャートとローソク足チャートで比較検討してみましたが、反転する時点が理解できないのです。変動幅は2%で行われていると思いますが、一日の終値ベースで計算されているのか、または最高値、最低値が使われているのか、私が色々と計算してみましたがうまくいかず、理解に苦しんでいます。
    そんなに詳しく追求しなくてもよいとは思いますが、もうすこし分り易くご説明いただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

    • できるだけシンプルにお伝えできるよう考えました。
      ポイントは2つです。

      ① 使うのは「終値」だけ
      高値・安値は使いません。

      ② 2%に設定すると「今日の終値の2%」を基準にして、過去にも同じ金額を使います

      たとえば今日の終値が「100ドル」だったとすると、2%は「2ドル」です。もし過去に終値が「80ドル」だった地点があったとしても、1.6ドルではなく、「2ドル」以上の折り返しがあった時に反転して線が引かれます。
      つまり「その日ごとの終値の2%」で計算すると合わなくなってしまいます。

      あらためて、線の動きをご説明しますね。
      同じ方向に動いている間は、少しでも金額が動けば、その分だけ線が伸びます。
      反対方向に向かう際は、線の一番先(一番高い終値、または一番安い終値)から合計2ドル以上動いたときだけ、横線を引いて向きを変えます。
      それより小さな戻りは「ノイズ」として無視されます。

      つまりカギ足はどんなものかと言うと、「今の価格の2%より小さな戻りは気にせず、大きな流れだけを描くチャート」です。

      反転する時だけ2%が関わること、それも日々の価格の2%ではなく「最新の終値の2%」を常に使うこと。
      この2点が、ご自分で計算いただいて合わなかった要因ではないかと思います。

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