2026年7月19日
株価天井圏では13~15で買う
VIX投資(買い)の最もいいとところは、「損をすることがあまりない」ということです。逆の言い方をすると「儲かる」ことです。
図表1にある長期の統計は既に皆様に講義動画(講座 第37話:VIXの買い)の中で説明しました。VIXの数値が11より低くなる可能性は3.2%です。9台の0.8%と10台の2.4%を加えた数値です。

統計的に3.2%の確率で起こることに対して投資をしたら、損になることはまずないと思って下さい。それが「11未満で買う」という戦略の神髄でした。
ところが、株価は天井圏では、VIXはそこまで下がりにくいです。図表2です。赤線がNYダウ平均株価で、青線がVIXです。これをよく見てみると、VIXが15より下になることはあまりありません。(15に黒線を引きました。)

株価は天井圏では、動きが大きいです。ある人は強気を続け、ある人は弱気に転じます。強気筋と弱気筋が交互に相場を支配します。(最後には弱気が支配しますから、天井を打ちます。)簡単に言えば、天井圏では上がったり下がったりという動きが頻繁に起こります。そのため、VIXが下がりにくくなります。
これに対して、株価が天井圏を形成する少し前の局面についても見ておきましょう。図表3です。この時期においてはVIXが13以下にまで落ちることが頻繁にありました。

ここで投資戦略を次のように設定します。
株価天井圏ではVIXは15より下がると底になる。従って15になったら買う。安全を考える人は13にまで下がった段階で買う。
なお、13や15という数値はVIX指数の価格です。実際に取引するのはCFDになります。CFDの価格は指数に比べて約2ポイントちょっと高くなっている点に注意してください。つまり、指数が15になった時に、CFDは17程度になっているということです。
CFDでは期限付きの第一限月(期近)を買うのがいいでしょう。第二限月に比べて上昇幅が大きいです。
売りについては、大幅上昇を狙わずに早めに手仕舞うことが肝要です。11で買う時に比べてリスクがやや高くなっているからです。
建玉枚数の決め方
マネーマネジメントは大切です。建玉枚数は損切りとの兼ね合いで決まります。図表4です。

損切りは1.2~2.0ドル下がった地点で行います。
2ドルで損切りをすることにしましょう。つまり、買い価格から2ドル下がったら損切りを行います。2ドルは約300円です。IG証券の場合、5倍の倍率になるので、損失金額は1500円です。
損切りにおける損失が資産全体の1.5%程度の収まるように、買いの枚数を設定してください。100万円を全資産とする場合は、今回の取引における損失は1.5万円に抑える必要があります。
この場合は、最大で10枚の買いを行うことができると計算できます。
損切りに至ることはまずないと思って下さい。それでも、どのような種類の取引においても、損切りについては頭に入れておく必要があります。
本稿は過去に配信したLIVEの要約を再編成したものです



コメント
コメント一覧 (2件)
いつも痒い所に手が届く様に教えて頂き有り難うございます。今回、先生の気づきを拝見して、VIXについて分からない事があるので教えて下さい。質問ですが、他の方も知りたいかと思い、此方にしました。
①買いの枚数とありますがVIXはⅠ枚単位で購入する(15$なら15$がⅠ枚になる?)ものですか?
②IG証券と指定されてますが、CFDを買う場合、日本で買えるのはIG証券に限定されるという事ですか?
③15$で買う場合、その時のレートによる違いは有るとして、Ⅰ枚当たり幾ら位用意すれば良いのですか?
④318Aを買うとしたら、SBI証券でも可と伺いましたが、機動性や費用効果はどちらが優れていますか?
⑤第1限月(期近)の有効期限は、買った日から20日間なのか?その月末なのか?お教え頂きたいです。
ご質問いただきありがとうございます。少し長くなってしまいますが、5つともお答えしますね。
①「1枚」だったり「1口」だったり、あるいは「1ロット」だったり、単位の呼び方は証券会社によって様々です。
指数が15の時は、1つあたり15ドル前後のことが多いですが、これも証券会社によって違いがあります。
IG証券のデモ口座では、「0.1ロット」など細かい単位の指定もできるようです。
②IG証券の他にも、GMOクリック証券など、「海外関連のCFD」に強い一部の証券会社などでは取り扱いがあります。
ただ普通の株などと同じ証券口座では、CFDを買っていただくことはできないです。
③こちらも証券会社によって違いがありますが、IG証券を例にご説明しますね。
仮に「1ドル150円」だとすると、15ドルは「2250円」相当です。IG証券で最低限必要な金額は、この2250円の5分の1になるので「450円」です。つまりかなり少額でも取引ができ、実は金額的なハードルは低いです。
とはいえ証券口座に「450円ぴったり」だけしか入金せずに取引を始めてしまうと、たとえば1円下がった時に「足りないのでもう1円追加してください」といったことになりかねないので、実際には「最低限必要な金額」よりも2〜3倍多い金額を口座に預けておくのがいいです。
④318Aは株などのように「普通の証券会社で取引できる」ことがメリットで、それ以外の面ではCFDの方が何かと上回ります。
⑤商品そのものの有効期限と、投資部のオリジナルのルールである「20日間」は別のものとお考えになってください。
商品そのものの期限は、誰がいつ買ったかに関係なく一律で決まっています。たとえば今の時点で第一限月である8月限なら、8月19日が取引最終日で、それまでに手仕舞いすることになります。それだと日数が少なすぎるので、今なら第二限月を選ぶというのも有効です。詳しいことは8月9日の「気づき」にも記載していますので、そちらも合わせてお読みになってくださいね。