~この問題は誰のしわざか?~
今日は、石破首相10万円商品券配布問題の真相についてお話ししましょう。
3月3日石破首相は、当選1期生15人を首相官邸に招き、会食会を開きました。
開始前に首相の秘書が衆議院議員会館内の各議員の事務所を訪れ、商品券を手渡しました。
首相は「法的に問題ない。」と言っていますが、この商品券は、既に全員が返却しています。
石破首相は、以前から大変クリーンなイメージがありました。
また、長年にわたって政界の中枢にいる人間として、
「こうした商品券の配布を行うと、どのような問題に発展するか」を知らなかったはずがありません。
つまり、石破首相はこうした問題が生じることを覚悟の上で配布したことになります。
この配布は、秘書の一存によって配られたのだろうと、ぼくは推論しています。
首相自身は、「秘書が勝手にやったことだと言い逃れるつもりはない」と言っていますが、
おそらく、後からこの話を聞き、仰天したことだろうと思います。
この秘書は、一言で言えば、米国が送り込んだ刺客です。
石破首相の政権運営の息の根を止めるために、この事件を起こしたものと思われます。
石破首相は、誠意が高く、日本のためになる政策を行える人材ですが、
問題は米国の受けが悪いことにあります。
その理由は、彼の基本的な主張にあります。
日米地位協定の改正を狙っていることを米国が知っているからです。
首相は、この協定の改正を行うことで、従来の「米国が親分、日本が子分」という関係を変えて、
対等な関係を築きたいと考えているのですが、そんなことを米国が許すわけがありません。
したがって、早い段階から米国は、石破首相の退陣を狙っていました。
この商品券配布によって、自民党内では、「夏の参議院選挙に石破首相では勝てない」
という声が増してくるでしょう。それとともに退陣に対する要求が高まってくるはずです。
これを狙ったのが、今回の商品券配布だと考えていいでしょう。
コメント
コメント一覧 (12件)
驚きました。
先生の見識の深い事に改めて感心してます。
首相は顔色一つ変えずに答弁してました。
ポケットマネー……と。
官邸機密費と言うコメンテーターもいました。
刺客なんですね。
なるほどそういう裏があったのですね。
だから総理の椅子にしがみついて頑張っていたんですね。これまでことごとく政策がひっくり返されていたのは、陰の力が働いていたということですか。悔しいですね。これじゃあ誰がなっても同じじゃないですか。
高市さんがなっても同じということですよね。
高市さんなら与し易いと考えているのか?
悔しい限りです。
米国の刺客は容赦ないですね。
玉木代表や石破首相は目の上のタンコブなので、
どんな陰湿な手段を使ってでも邪魔をする。
石破首相にあっては退陣に追い込んで米国の言いなりに
なる人物を首相にさせるのが、米国の魂胆なのですね。
商品券の話題が急に湧いて「あの石破首相が」と腑に落ちません
でしたが、林先生の今日の気づきを読んで納得しました。
勉強になります。
なるほど、そういう事なのですね!
林先生の気付きにはいつも納得です!
解説ありがとうございました。
林先生の読みに納得。へへ
なるほど 驚きました
石破首相は、『やがて本格化する欧米の株価暴落のとき、欧米DSにマネーをバラ撒いて市場を支えるため、財務省の言いなりになって相次ぐ増税を進めるグローバリストの手先』とばかり思っていました。
昔から国防や文民統制ばかり言ってましたが、何年後かには田中角栄元首相のように、『実は、日本のために、地位協定の見直しを考えていた首相』として、讃えられる人なのでしょうか?
石破首相が、何年か後にその評価を大きく見直されるということは、おそらくないでしょう。
彼が、日米地位協定の見直しを考えていたこと自体、マスコミで大きく取り上げられることは将来的にないと思われるからです。
むしろ、短期間だけ首相になった人として評価されるのではないでしょうか。
惜しいことだと思います。
本当にわからない世界。
政治の世界は手段を選ばない冷酷な世界ですね。
石破総理に関するお話は、先生の推論になるのでしょうか?それともニュースソースがあるのでしょうか?過去田中角栄が中国に近づいたため、アメリカからロッキード事件をリークしたとか聞かされたことがあります。 また日本の首相を選ぶ前にアメリカとの事前交渉があるなど を考えるとありそうな話と思いますが
いつもほんとかなと考えてしまいます。石破さんはなぜ 自分は、関わって無いといえないのか 不思議な気がしてます。
石破政権になって、米国より中国を先に訪問したことは、外交的には誤りだったと思います。
岩屋外相が中国人に10年間入国を認めるといった大盤振る舞いをしてきたことに対して、トランプの米国は中国よりの対応を取る日本の政権を叩き潰そうとするのは当然なことです。
ウクライナとロシアの戦争終結もロシアに協議のテーブルにつかせるために、ウクライナの提案など眼中にありません。中国側についているロシアを、世界での存在感が失われつつある米国に引き込もうとしていて、最終的には対中国と対峙しなければならないと考えているのではないかと思います。
しかし、石破総理の秘書が刺客であったという林先生の推論には思いもよりませんでした。
世界情勢が混沌としてきましたね。