~冬がおいしく安い~
冬の鰻(うなぎ)はいかがでしょうか?
実は鰻養殖の生産者団体は、
「ウナギは冬眠する前に、栄養をたっぷりと蓄えるため、夏よりも冬の方が美味しい」
と言っています。
つまり、鰻の旬は、他の多くの鮨ネタと同じように冬なのです。
にもかかわらず、私達が鰻を夏場の土用の丑の日に食べるのは、何故なのか。
由来は江戸時代にさかのぼるとされています。
鰻の業者が、「夏は鰻が売れなくて困る。どうしたらいいか」と平賀源内に相談したと言い伝えられています。
平賀源内は蘭学者、発明家、戯曲家として異才放った傑出の人物でした。
源内は、「鰻は“土用の丑の日”というキャッチフレーズを作ってはどうか」と提案しました。
これにより、鰻が夏の風物詩となってしまいました。
その結果、図表1にあるように、鰻の価格は冬場より夏場の方が高くなっています。

価格は需要と供給で決まりますから、夏場に価格が高騰するのは、買う人が多いからです。
こうして、夏の鰻は日本の文化の一つになっています。
クリスマスケーキやバレンタインのチョコレートも同じです。
日本以外では見かけない現象です。
現状では、こうした風習に対して、
「マスコミに躍らされてお金を使わされている」
と思っている人が多いかもしれません。
18世紀の人たちも夏の鰻について同じ思いでいたことでしょう。
しかし、100年くらいすると事情が変わってきます。
おそらく、いずれは、クリスマスケーキもバレンタイン・チョコも
日本の文化のひとつだと誰もが信じるようになっているのではないでしょうか?
コメント
コメント一覧 (11件)
前に、聞いたことがあるが、これも投資の材料のヒントになることかな。
相場のヒントになるというよりも
世間で言われていることに騙されないで、自分の目をもつ
ということを強調するために執筆しました。
鰻の旬は冬なのですね。鰻があまりに高くなってしばらく遠ざかっていましたが、最近少し安くなってきましたので、また食べるようになりました。そういえば昔から鰻は冬の方が安くて美味しかった気がします。
昔から冬のうなぎを召し上がっていたのですね。
素敵な食生活を送られているのだと分かりました。
寒の土用丑の日,今年は1/26にちだそうです。
栄養つけて、流行り病に罹患しないようご自愛ください。
ジムも、冬の鰻を食べたのでしょうかね?
日本の鰻,ラブでしたけど。
寒の土用丑の日ができたことは全く知りませんでした。
多くの人が、旬の時期にうなぎをもっと食べるようになると良いですね。
江戸前の蒸したふわふわの蒲焼きは美味しいですね。ジム・ロジャースさんが大好きというのは拍手です。
寒の土用の鰻の日が出来たのは初耳です。
私も鰻大好きですので、しっかり食べられるように株で儲けたいです。
僕は東京 南千住にある尾花が好きです。
大広間に多くの客が座ってうなぎを黙々と食べているシーンは、見ごたえがあります。
南千住のお店は行ったことがありません。
今度大儲けをしたら行ってみようと思います。
私も儲けたら南千住の尾花に行ってみたいです。普段はイオン、ロピア、改装中でどこにあるか分からなくなってしまいましたが、たまに小田急百貨店のデパ地下の登亭で買っています。ロピアは今安いです。昨日特売で1尾1,000円でした。(但し国産だったと思いますが、そんなに大きくない冷凍ものです。)
ちょっと違う話なんですが、30年来の付き合いのあった炉端居酒屋の店主夫婦が2年半前に閉店しました。お年もあったのですが、大病されたのが原因でした。
そこにはカウンターと座敷があり、誰を連れていっても100%喜ばれました。おさしみと鍋、1品、なんでも納得行く美味しさでした。
特に皮はパリッと、身はふんわり、、
鰻の蒲焼きは最高でした。大きなものを1匹まるごと焼くので、半分食べて、残りは鰻丼にしてもってかえるのが常でした。
もっと早くここにいられたら、林先生とご一緒したかっです。
まずは、勉強して結果を出すように頑張ります(笑)