2026年8月9日
資産の10%まで
VIXが買いとなりました。
VIXの投資戦略は
➊15ドル未満となったら買う
❷25ドルになったら手仕舞う(利益確定の売り)
です。8月7日のNY市場において、VIX指数は14.89となりました。
図表1にてわかるように、この指数が15ドル未満になることはあまりありません。「VIXが安い」ということは、皆が「株価が今後も上がる」と信じ込んでいる状態です。しかし、このような思い込みが起きると市場は逆方向に動きます。

買うのはこの中のどれかだ!
次の3つ中から購入することになります。
- CFDの第一限月(米国市場)
- CFDの第二限月(米国市場)
- 318A(東証)
まず、CFDについて見ていきましょう。CFDはIG証券で購入することになります。限月なしのCFDも存在しますが、これは割高なので購入しません。
※2026年8月7日の数値
| VIX指数(TVC) | IG証券第一限月 | IG証券第二限月 | |
| 終値 | 14.89 | 17.03 | 18.68 |
| 最終日 | 8月19日 | 9月16日 | |
| 時刻 | 22時 | 22時 |
注:限月交代ありのCFD価格
なお、VIX指数と実際に取引するCFD(先物)の価格は一致しません。第一限月は通常は2ドル超ほど高くなっています。第二限月はさらに1.5ドル超ほど高くなっています。
現在、第一限月を買った場合、8月19日までに売り(反対売買)を行う必要があります。それまでに大幅上昇を見込むのは難しいでしょうから、現時点では第二限月を買う方が実践的です。
318Aを買う際の注意
限月(満期)の確認やCFDの取引は少しハードルが高いという方は、日本の東証で買える318A(VIX短期先物指数ETF)がいいかもしれません。お手持ちのSBIや楽天口座などで購入できます。IG証券に口座を開く必要はありません。
318Aの最大のメリットは、先物のような最終日がないことです。期限切れや乗り換え(ロールオーバー)のコストを気にすることなく、お持ちの証券口座で「現物株」としてそのまま保有し続けられます。
一方で、318Aに大きなリスクがあることを付け加えます。
図表2をご覧ください。チャートを見ると一目瞭然ですが、318Aは時間が経つほど下がる傾向があるという性質を持っています。つまり、「いつ株価の暴落が来るか分からないからととりあえず買って、ずっと放置しておく」という使い方をしてはいけません。時間が経つにつれて価値がどんどん目減りしていくからです。

だからこそ、VIX指数が15ドル未満という安値圏に入ったピンポイントのタイミングで仕込むことが絶対条件になります。最も安くなった瞬間にだけ318Aを買うことで、時間経過による値下がりリスクを最小限に抑えつつ、大きな反発利益を狙うことができるのです。
どんな取引にもリスクはあることを忘れずに
VIX投資は比較的リスクが少ないことが最大のメリットです。しかし、リスクがない金融取引というものは存在しません。リスクとは「VIX指数が長期にわたって低迷すること」です。13ドルを割れる場合もあります。そこで次の2つの点については留意してください。
➊IX指数が13ドルを割った場合は追加で購入する用意をする
❷購入総額(追加購入も含めて)は総資産の最大限10%にまでにする
この方法で投資を行なえば、評価損が資産全体の2%を超えることは少ないと考えてください。
VIXはリスクの低い投資方法ですから、初心者にもお薦めできます。それででも、「VIXって何?得体のしれないものだ」と思うようでしたら、関わらない方がいいでしょう。
**ゴールドの陽転での買い方**
昨日の気づきにおいて、「ゴールドが陽転した」とお伝えしました。買う場合は「手持ち資金の5割までがリスクが少ない」とお話しました。
ご質問があったので、ここを解説します。
皆さんが既に60%の資金を金投資に振り向けているとします。その場合は、現金が40%残っていることになります。手持ち資金とはこの40%を指します。このケースにおいては、「40%のうち半分で金を買うのがリスクの少ない買い方だ」ということです。つまり、全資産からすれば、20%を投じることになります。
投資初心者には、「年内いっぱいに毎月投資を行い年末にはフル投資にする」という方針を伝えてきました。この方法によれば、年内にあと4-5回購入することになります。1回あたりにすると、残りの手持ち資金40%を4-5回で割ることになりますから、8%から10%を毎月投じる計算になります。



コメント
コメント一覧 (5件)
林先生
株式初心者で、入会コメントも初めて書きます。
お陰様で318Aを406円で500口だけ買いました。指数が13ドルに下がった場合の500口は予備で。
指数が25ドルになったら手仕舞いをする予定です。
林先生のご丁寧な説明感謝致します。
ド素人の年金生活者です。質問宜しくお願い致します。 安易に儲かると考えてしまいまして8月12日、VIXIG証券第二限月を34口(2万円)購入しましたが損益が1万円弱になりました。
このまま限月までホールドか損切かどちらがよろしいと思われますか?
今回の気づきの中に書いたような、「VIX指数が長期にわたって低迷」する状況で起きたことですね。
お書きいただいた状況から、2万円ほどの証拠金で、10万円分くらいのお取引きになっていたと拝察しています。
この10万円分が、あなたの資産の中の10%以内に収まっているかどうか、ここが一番大事なところです。収まっていれば、あなたの資金全体への影響は想定通り抑えられていますからね。
さてルール通りにするなら、20営業日で手仕舞いをします。その場合は期限が来るより前に手放すことになるでしょう。
そうは言っても、常にピッタリ20日にしなければいけないとは限らず、たとえば21日目になって上がることもあり得ますから、様子を見ながらご判断いただくことができましたらそれが一番良いです。
同時にこの1回の取引だけを、「何とかプラスにならないか」と期待しすぎないことも大切です。
同じルールで複数回の取引をすると、トータルでプラスになる可能性は高い方法ですから、「次のチャンスで取り戻す」という視点もお持ちになっていただけたらと思います。
金の購入は金貨ではなくインゴットの理由を教えて下さい。またこの高値で金を買う理由は?
もちろん金貨も悪くありません。
とはいえ純粋な資産性で考えると、インゴットの方が「投資向き」ではあります。
その理由はスプレッドという、表に見えづらいコストの存在です。
「スプレッド」とは、買うときの値段と売るときの値段の少しの差のことです。
お店で何か物を買う時、仕入れ値よりも少し高く売られているのと同じです。取引会社が儲けを得るために、買値と売値にわずかな差をつけています。
その差が小さければ小さいほど、購入者である私たちにとっては有利です。
金貨の場合はこのスプレッドが、インゴットに比べて高くついてしまいます。
高値でも金を買う理由は、これからもっと上昇すると見込んでいるからです。
ここ数年でも上がってきていますが、本格的な上昇のタイミングはまだこれからです。