2026年3月26日
RSIが売られ過ぎを示している
金価格は近いうちに反発に入ると考えています。図表1にあるように、RSIが30を割り込み、売られ過ぎの状態を示しているからです。

RSIはテクニカル分析手法のひとつで、指標のわかりやすさが特長です。RSIは0~100の間で動きます。大抵は30~70程度だと思ってください。
30を下回ると「売られすぎ」のサインとなり、チャンスと見た投資家たちが一斉に買いに走ります。
ただし、「30で買えば必ず儲かる」というわけではありません。RSIは30から20へ、20から10へと下がっていくケースもないわけではないからです。その場合、価格もずるずると下がっていくことになります。“騙し“のないテクニカル指標はないのです。
では、どうすれば、だましを回避し、底値を確度高く狙えるでしょうか?
答えは、「直近の高値を明確に抜いた時点を買いの合図」とすることです。
図表2にその様子を示しました。具体的に言えば、
❶RSIが30を割り込む
❷価格が直前の高値を超える
といった2つのサインによって価格の陽転をつかむことができます。

投資戦略に変更はない
1月末の金価格天井直後から
「金価格は大きな天井をつけたので、今年いっぱいは横ばい圏に入る。2割程度の下落はありえる」と述べてきました。
その際、金の購入方法については
❶テクニカル分析を用いる。具体的にはRSI30・50で買う。新高値で買う
❷毎月1回買っていく
という2つの方法を示してきました。
この方法や予測については何ら変更がありません。
早く新高値を更新する可能性が高まる
最近の債券市場を見ると、金価格上昇が早まってきた可能性があると考えています。従来は「今年いっぱい横ばい圏」という予測でしたが、金価格が1月末につけた歴史上の最高値を早く抜いていく可能性が高まっていると考えています。
その理由は、図表3にあるように、債券利回りが急上昇したことにあります。(これは、債券価格が急落した、と同じ意味です。)従来は、株式価格が下落した際には、債券利回りは低下してきました。景気の悪化に伴い、資金需要が減るので、金利が低くなるのが常でした。

先週のNYダウ指数の急落時においては、逆に債券利回りが上昇しました。これは異常事態です。金融市場全体が動揺し始めたと考えられます。米国債の残高があまりの巨額になってきたので、債券投資家は、「景気の悪化に伴い、米国国庫が破綻するかもしれない」と不安になってきた可能性があります。
その傾向が続けば、資金は一挙にゴールドに向かい、金価格が大幅に上昇するでしょう。債券利回り上昇はまだ数日間の動きに過ぎないので、事態を見守る必要はありますが、金投資にとっては朗報が訪れつつあると言えます。
当面は、これまで示した投資戦略を守ってください。今年の終わりを待たずに金をフルポジションにすべき時が来たら、皆様にお伝えいたします。
本稿は3月23日に投資部LIVE会員向けに配信した動画『金の回復は早い』の要約版です。



コメント
コメント一覧 (4件)
林則行先生、このように分かりやすい説明、とても助かります。RSIが30を下回ってから、今か今かと待っていました。危うくフライングするところでした。
このように教えて頂き、落ち着いて待つことができます。いつも有り難うございます!
今のところゴールドは投資に専念していて、最近の値下げは、心配でした。
本日の講義によって、少し不安が解消できました。
しばし、様子をみてみます。
rsiの意味がわからないけど、30をしたまわり、直近の高値を抜いた時が買うタイミングですね。ありがとうございます
RSIなんだか懐かしいです。
金はマイナスなので期待してますが、ヘッジが機能しなくなったゴールドを買う理由はなんでしょうか?