2026年10月1日
最重要テーマは常に隠される
TV報道だけを追いかけていると、重要な真実は見えて来ません。真実はどうやってとらえるのか?今日はそのコツをお話します。
出迎えの丁重さに現れる米中の格
図表1と図表2をご覧ください。図表1の写真にあるように、5月13日にトランプ大統領が訪中した際、空港に出迎えたのは中国の副主席でした。一方、9月23日に習近平国家主席が訪米した際は、図表2の写真にあるように、トランプ大統領自らが出迎えています。


どちらが格上なのか?明確にわかるでしょう。米国側は会談の成功に必死だったのです。
では、何が最重要事項だったのか?それを物語るのが写真3です。
TV報道ではAI暴走の相互通知提案や関税問題などが話し合われたとされていますが、これは完全な目くらまし(ダミー)です。なぜなら、準備会議に出席した米国代表はITや貿易の担当ではなく、財務長官だったからです。つまり、金融関係の交渉が中心だったということです。
国家の会議に民間銀行の会議室は使わない
図表3の写真にあるように、準備会談の開催場所はNYにあるJPモルガン本社でした。トランプー習近平会談はワシントンで行われたのに、準備会合がNYだったのは不可解です。

会談場所に民間最大の銀行が選ばれた理由はただ一つ。米国の主要銀行の首脳たちを極秘裏に一堂に集めるためです。
地下の秘密通路などを駆使し、誰の目にも触れずに中国勢と接触するには、この場所が最適でした。一部の解説記事では「JPモルガンのCEOは出席していない」と報じられていますが、常識で考えてみてください。自社ビルを提供しておいて、挨拶すらしないトップなどあり得ません。この場は米中一対一の対話ではなく、米国の金融機関トップを総動員した大規模なセッションだったと考えるのが自然です。
最重要のテーマは米国債の購入
彼らが延々と話し合った真のテーマは米国債の購入依頼についてです。
米国側は「我々も思い切って自分たちで米国債を買う。価格が上がり中国にとっても有利になるから、ぜひあなた方も買ってほしい」と、切実に要請したはずです。
しかし、中国側は「それならあなた方にお任せします」と返し、自らの購入を明確に拒否したと推測されます。表のニュースには決して出ない、米国からの懇願と、中国側の冷酷な突き放し。これが、物別れに終わった合計9時間にも及ぶ会談の全貌だと考えられます。そのため、米国長期金利は会談中に上昇(=債券価格が大幅下落)してしまいました。
世界で起きていることの本当の意味を知るには、ニュースを読む必要はありません。嘘が多分に含まれているので、かえって有害です。本当のことはあまりに重要なので常に隠されます。
しかし、隠し切れるものではありません。ちょっとした行動に現れてしまうものです。今回は3枚の写真だけを見れば明確でした。皆さんもこのような実例に何回か接すれば、正しい見方が身につくようになるでしょう。



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