米国株式市場に下げの圧力

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2026年6月11日

消費者物価4.2%へ上昇

米国消費者物価が前年同月比4.2%に上昇しました。先月の3.8%から大幅な上昇です。これは米国債券価格の利回りを引き上げる力になるでしょう。つまり、債券価格の下落が予想されます。ひいては、株式指数の下落につながります

図表1にあるように、米国消費者物価は最近になって大幅な上昇を始めました。もちろん、イラン戦争による資材価格の上昇は大きな要因ですが、物価高騰は景気後半期によるあることです。

最近までは金利水準の方が物価上昇率に比べてかなり高い時期が続いていました。例えば

2026年1月時点

消費者物価 2.4%

10年債金利 4.2%

でした。物価上昇率の方が1.8%も下でした。今では消費者物価4.2%、10年債金利4.5%となって、差は0.3%に縮まっています。

国債金利が物価に比べて高いのは国債の人気がないからです。米国政府による長年の債券の出し過ぎから、買い控えが起きているのです。

長期金利は、コロナ期のよう特殊な事情がない限り、物価に連動します。物価が上昇基調となれば、債券利回りはさらに大きく上がっていくでしょう。物価と金利の差が従来のように1%以上に拡大してもおかしくありません。この場合、10年債金利はこれまでの21世紀の高値(2007年)を抜き、6%台へとなっていくでしょう。

債券の利回り上昇(=債券価格の下落)は株価にマイナスの力が働きます。昨夜の米国株式市場が大幅な下落となったのはこのためです

先週お話したように、米国株式市場は一部のAI銘柄のみが上がる展開になっています。一部への資金集中は相場上昇の末期に起きる現象です。これからは、株式市場はネガティブなニュースにより反応していくことになります。

日本の株式市場は米国の写真相場ですから、米国が下がれば日本も下がります。ここからは株式の買いは控えて、利益を確定していく方針が正しいです。

保有するのは1540などのゴールドETFだけで十分です。下げ相場が近いという前提でポートフォリオの整理を図ってください。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • お世話になります。現在、フィデリティ証券
    USリートヘッジ無し
    インベスコ全世界株
    の2種、どちらも毎月の分配金をそのまま増資
    して約3年程…利益は100万程になりました
    が…今後の大暴落に備え、いつ利益確定したらいいのかわかりません⁈
    又、金が下がっているので…いち購入すれば良いのか⁉️
    この二つに、悩んでいます。
    是非アドバイスを宜しくお願い致します‍♀️

    • ポイントは、売るときは「最大最高の利益を目指さない」こと、買うときは「一番安い時だけを狙わない」ことです。
      そうは言っても、どうしても両方狙いたくなるのが人の心情というものですが、その心情に流されないことが大事です。
      では最大や最安の代わりに何を重視するかというと、リスクを減らすことです。できるだけ下がるリスクが少ない時に買い、反対に、リスクの高いものから手放すことを考えます。
      ちょうどそのようなゴールドの買い方を、今日の「気づき」に書きましたので、そちらもお読みになってください。
      その上でわからないことや、さらにお聞きになりたいこともあるでしょう。その時はぜひメールやLINEでご質問ください。匿名のこちらでお答えするより、もう少しあなたにお伝えできることが多くあるかもしれません。
      なおタイミングを狙わず、今年中にただ毎月ゴールドを買っていくというのも良い戦略です。

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