金の3つの買いポイントを知ろう

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2025年11月12日

相場の軌道はボールと一緒

金相場がお休み期間に入っています。いつから再び上昇軌道に戻るのか。今日はこの点について解説します。

最初にお話しするのは、相場の原則です。金だけでなく、あらゆる金融商品の動きを説明するルールです。ボールの動きと一緒なのです。

図表1を見てください。ボールは地面から跳ね返るたびに、跳ね返る力が段々弱くなっていることが分かります。エネルギーを失っていくためです。

やがて、ボールは跳ね返らなくなり、地面で静止するでしょう。

これは図表2のように、相場についても同じことが言えます。反発がだんだん小さくなり、やがて落ち着いていきます。

ただし、ボールと相場には決定的な違いがあります。それは、跳ね返りが落ち着いた後の様子です。

図表3から分かるように相場は、落ち着いたあとに新しい上昇(または下落)に転換します。金の場合は長期上昇中ですから、再び上昇波動が始まります。

相場の買いポイントは3つ

ボールの動きからわかるように、相場には3つの買いのポイントがあります。

➊底値が入った時(ボールが地面についた時)

❷相場(ボール)が静止状態になった時(新しい上昇相場の直前)

❸新しい上昇相場が始まったことが確認できた時

これらをどのようにしてとらえるのか。RSIを用いるのが簡単です。具体的には

➊RSI=30 

❷RSI=50 

❸新高値の更新

買いのポイントです。

なお、RSIとは、テクニカル分析の指標のひとつです。定義に詳しくなる必要はありませんが、0~100の値で表され、0に近いほど「売られすぎ」100に近いほど「買われすぎ」となります。実際には30~70あたりを行き来することが多いです。

RSI=30

図表4においては、RSI=30付近で上げ相場に転じていることが分かります。

RSI=50

図表5においてはRSI=50が一定期間続いた後、上げ相場に転じていることが分かります。

新高値の更新

図表6においては、新高値を更新した後、大きな上げ相場が始まっていることが分かります。

失敗のケースも学ぼう

RSIを用いた買いが常に成功するわけではありません。RSI=30の場合の失敗例を図表7に示しました。短期的な底入れにはなっても、完全な底入れになっていなかったのです。ボールで言えば、まだバウンドの最中だったということになります。

RSI=50の場合でも新高値更新の場合でも、同様に失敗のケースは存在します。3つの中では、失敗確率はRSI=30のケースがやや高いかもしれません。そのため、相場が完全に底入れをしたのを確認してから買いに入る(=底値からやや高くなってから買いに入る)のが安心です。RSI=50が一番お薦めの買いポイントだというわけです。

また、新高値更新は信用の買いや買い増しのポイントになるかもしれません。

最後に、お伝えしておきたいことがあります。それは、「買ってから、価格が下がってしまったらどうするのか」です。全く心配ありません。金価格はやがては4倍にはなります。上昇始まるのをゆっくり待てばいいだけのことです。

この原稿は11月4日配信の継続会員向けLIVE動画講座の内容の簡易版です。

コメント

コメント一覧 (7件)

  • max1946さんへ
    オンクラスは修了ですか?
    最終回64でシステム解説がされました。
    とは言うものの
    私は使いこなせない状態です
    参考に成るか??ですが
    とりあえず私は RSIの代用として
    楽天iSPEEDサイコロジカルを見てます
    サポートセンターさんがそれでも大丈夫とのことです
    私も初心者 其を利用するまで成長していません

  • 最後に「金価格はやがては4倍にはなります。」と書かれておられますが、何時の時点を基準になさっておられるのでしょうか?もし11月4日が基準だとすると、1g80000円を超えてしまいますが?

  • 最後に「金価格はやがては4倍にはなります。」と書かれておられますが、何時を基準におっしゃっておられるのでしょうか?もし、11月4日を基準だとすると、1g80,000円をはるかに上回ってしまいますが?

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