2025年10月16日
利益確定はせずにポジション拡大を
ゴールド価格高騰は近い将来に休みに入るのではないかと考えています。
今日はその理由についてお話しします。
ゴールド価格が夏以降、猛烈な勢いで上がり始めました。このスピードは1985年以来では最高のものとなります。
図表1に50カ月移動平均価格と月末価格との乖離率を示しました。(50か月移動平均とは過去50カ月の価格の平均値です。)
これを見ると、乖離率が一番高いのは今月(2025年10月10日時点)で、その乖離度は80%となっています。
図表1

図表1は、月別のランキングで、上位15までを示しています。上位15位のうち、5つ(黄色)は、今回の上昇過程で生じた乖離です。
これに対して、それ以外の上昇時期が4つ含まれており、これらをグラフに示しました。
2008年2月(2位) 図表2
2011年8月(4位) 図表3
2006年4月(6位) 図表4
2007年12月(13位)図表5
です。
図表2

図表3

図表4

図表5

なお、図表中にある移動平均線は50日ものです。例えば、図表2は2008年2月を含んでいます。2月末時点での乖離率(50日移動平均との)は8.9%といった具合です。
現在は13.1%の乖離率となっています。50か月移動平均との比較でも50日移動平均との比較でも、上昇の勢いが相当に激しいことがわかります。
図表2~5の中で、価格が上がっているのは図表5だけでした。それ以外では、半年以上の休みが起きていました。
また、金ETFの代表銘柄である1540(金の果実)は、最近になって国際価格(NY先物価格)から10%もの乖離を示しました。ETFと国際金価格とは、ほぼ同じ価格で動くはずなのですが、1540に人気が集中したため、買われ過ぎの状態となってしまいました。10%という乖離はかなり珍しい大きなものです。
さらに、10月から12月は歴史上、金価格が安い月でもあります。金の需要期は7-9月期で、この時期にはクリスマス商戦に向けて、金のネックレスや金細工が数多く生産されます。10-12月期は、生産が一段落するために、価格が弱く含むことが多いです。
こうしたことを考えると、金価格にはやや弱い時期が訪れるだろうと考えています。
投資戦略:基本は長期保有
ここからの投資戦略は、どうなのか。
金は今後も長期的に上昇を続けます。そのために、金を空売りするといった行動はやめましょう。長期上昇相場において、逆方向に相場を張るのは厳禁です。
では、一旦利食いをするという投資行動はどうか。あなたが既に資産の9~10割をゴールドにしているのであれば、1~2割程度を売るということは、意義のあることかも知れません。安い価格で買い戻すことができれば、資産をさらに増やすチャンスになるかもしれないからです。仮にうまく買戻しができずに高い価格で再度購入することになったとしても、ゴールド資産全体の平均価格を大きく引き上げることはありません。
これに対して、金の組み入れ比率がまだ低い人には、利食いはお薦めしません。金で売って安値で買い戻すことができれば、理想的なのですが、現実はうまくいかないことが多いです。むしろ、買い戻しの際に、平均価格を上げてしまったり、買い戻しが十分に行えなくなったりすることが多いように見受けます。
ポジションの低い人は、「買い増しのチャンスがやってきた」と考えて、12月までにポジションを大きく増やすことをお薦めします。
一般的に、巨額の資産を築く人は、最も大きく上がる銘柄を見い出した人です。それに集中投資をし、途中ではちょこまかと売り買いをせずに、高値までずっと持ち続ける人です。今回は、その銘柄がゴールドだというわけです。
2-3年の間にここから4倍になると思って、ゴールド投資を続けてください。



コメント
コメント一覧 (25件)
林先生、ありがとうございます。
テクニカルに見ても、金は調整があり得るようですね。
ジム・リカーズ(先生はご存じでしょうけれども)という米政府内部に詳しい経済専門家に言わせますと、今1オンス4000ドル台の金は、ゆくゆくは27000ドルになるそうです。理由は、金本位制がそのうちに復活するからだそうです。トランプ大統領とその取り巻きが非常に前向きということです。
本当に金本位制になるのかわかりませんが、それが発表されるとしたら来年の米建国250周年独立記念日の7月4日あたりの可能性もある、とジムは言っていました。
初めて金投資をしてみたいと思っております。
投資を行う具体的な手順、方法等ご指導下さい。
初めてなので全然わからず、困っております。
よろしくお願い致します。
こんにちは、いつも貴重な情報ありがとうございます。
当方は金の果実を投資金額の90%以上ホールドしています。
連日の値上がりは嬉しいですが、そろそろ調整するころではと思っています。
そこで、調整をヘッジするためにプットオプションがあれば購入したいと思います。
適当な商品があればご教授ください。
まさに、今日後場で、NISA 成長 投資枠で初めて 金を買おうとしていました。7月からの需要期にはまだ早く思ってしまいますが、、12月までに買ったら良いのですか?
いつも、ありがとうございます♪
2、3年、下がることは、ないとゆうことですか?いまから4倍になるとは、この10月からと、考えていいのですか?今年中にしっかり、買いで頑張ります。ありがとうございました♪
いつも、ありがとうございます。
一旦休みとは、下がるとゆう事ですか?今日、ずいぶん、買ってしまいました。残念です。
暴落は、どうなのでしょうか?2、3年は、ないとゆう事ですか?
いつも、ありがとうございます。暴落は.2.3年後とゆう事ですか?それまで持ち続けるのですね!このまま、上がり続けるのかと、思い、314Aを130万買ってしまいました。明日、だったら、売っても、いいですか?それとも、ずっともっていたほうがいいですか?
久々に、投稿します。凄まじい勢いで、1540
金の果実が、値上がりしていてびっくり‼️してます。暫く販売中止の様ですね、⁉️
所で、314Aは、今からでも、買い入れて、暫くお待ちこして、良いでしょうか?ご教示お願いします。
失礼ですが、今回は、金の予想は、林先生でなく、サポートチームの方で、初めてのことで、少し、気になっています。先生お元気ですか?
資産が枯渇しているので、g単位でしか買えませんが、ちびちび買って行きます!
ゴールド投資は、したことがありません。
どの様に投資するのかもわかりません。
教えて下さい。
すでに金CFDと1540に投資しており、加速度的に値段が上がって行くのであればびっくりしてます。
1540は金先物を大きく上回る値段で取引されてそれが継続してます。
金現物が入手困難になっており、金現物に代わる資産として1540が選ばれているようです。
やはり先物は人気が低いのですが、それでもドンドン上がって行きます。
以前は宝飾需要など季節の変化はあったように感じますが、今は投機マナーが金市場に入り込んでいるように見えます。
このように現物を遥かに上回る先物取引が、活発化する中でも、現物市場の宝飾需要は影響が出るものなのでしょうか?
今から、更に4倍くらいに金は高騰すると、仰せですから、今日カナリな高値にて、初めて購入しました。貯蓄があまりに少ないため、増やさねばなりません。後2〜3回に分散して、購入しますが、今日より再び高値になったとしても、期待して100%を金の果実にします。心強いアドバイスを頂きました。大変ありがとうございます。
1540は、販売中止とゆう事ですか?あまり上がらないとゆうことと、捉えましたが、少しづつ、金を積み上げていきます。
1割程 利確しました。
即 利確の半分新期買い。
来週月曜日に様子を見て買い増しします。
ありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。
気持ちはゴールドをたくさん買いたいのですが、現実が追いつかず、
現金が本当にないので(無駄遣いも贅沢もしてないのですがふるさと納税駆け込みや学費や固定資産税や家族の通勤通学代六ヶ月分などのために、二ヶ月前に世帯月収の4倍の支払い、今月も世帯月収の2倍支払いが泣)、
そもそも現状ポジションがとても小さい上に信用取引なので、含み損になれば追加で買うように努めたいと思います。
ポジションが小さい人のためのアドバイスもしてくださり本当にありがとうございます。
現在50%の保持ですがもちつずけます
2つ質問があります。ご教授お願い致します。
①現在、インゴットを100gくらいは購入可能なのですが、直近で購入するべきでしょうか?
②旧ニーサでSP500とオルカンの投資信託があります。そのままにしておくべきか?利確し、他の商品を購入するべきか?その場合何を購入するべきか?
以上です。よろしくお願いいたします。
アメリカの金鉱株を少し持ってます、最近上がり続けましたが、今後どうンあるでしょうか。ご教授をお願いします。
元々金の事をあまり知らなかったが10月から12月は安いとの事少し買ってみたいと思うけれど買い方が分からない。オンクラスでもっと勉強してからになるのかな?
今朝の金先物価格の異常な動きを誰か説明していただけないでしょうか?
ドリ建て価格はチョイ高、為替も少し円安なので理論上は先週引け値より高くなっている筈です。
ところが実際の現在先物価格は先週引け値より580円安です!!
こんなことが実際に起きている背景は日本の仕手筋の仕業でしょうか?
今日は、さすがに下がりましたね。(^◇^;)
〈日本マテリアル〉
10月20日(月)の地金販売価格
1gあたり/税込
金 22,675円 (-579円)
図表1の乖離率は50カ月移動平均価格と月末価格との「乖離率」ではなく(50カ月移動平均価格/月末価格)の%比ではないでしょうか?
2008/2の乖離率が、図表1では73%となっていますが、図表2では8.9%となっています。
ベースが違うように思います。
この所、1540の価格が反落していますので、2025/10の図表2-5ベースの「乖離率」が知りたいのですが宜しくお願いします。
林先生 ありがとうございます。私は金投資をこれから始めるのですが、12月末までにポジションを大きくしようと思います。動画が勉強になりました。音声メッセージで勇気づけられました。