通常、「今日の気づき」は平日に配信していますが、本日は土曜日、特別配信です。
~4万ドルに戻る期間は短い~
米国株式の急落に伴い、皆様からの質問数が大幅に増えています。
ご自分の資産運用に不安がある方は、どんどんお問い合わせになってください。
早くから投資部に入った方は、株式から既に撤退し、ゴールドに資産を固めているため、お礼のメールが数多く来ていますが、最近入会された方のなかで、まだ下落相場への対応ができていない人からは、不安の声が少なくありません。
ただし、回答までにやや時間がかかることもご了承ください。
米国ダウ平均は、4月4日2231ポイント(5.5%)下落しました。
これに基づき、今後の予測を再度更新します。
昨日、ご説明した際には、今後三つのシナリオが考えられると言及しました。
4日の急落からは、投資家がかなり悲観的になっていることがわかり、
シナリオの③楽観シナリオが生じる可能性は少ないと判断しました。
したがって、新しいダウ平均の予想は①と②(図表1)です。

昨日も申し上げた通り、そのどちらが現実のものとなっても、
私達の投資戦略に何ら変わるところはありません。
40,000ドルに戻るかもしれませんが、その期間は短いと思って下さい。
今後、米国政府から何らかの新政策が発表されるでしょう。
それによってNYダウが戻す展開になると考えています。
トランプ大統領は、関税政策に関しては、「撤回しない」と明言しています。
「これは荒療治だから、短期的には株価下落もあるだろう」といった強気のコメントをしています。
しかし内心は予想外の大幅下落にかなり動揺しているはずです。
今更新政権の軸となる政策を撤回することはできませんから、
米国政府からのアクションはおそらく、FRBからの金融政策になるでしょう。
具体的には銀行に対して流動性を供給する、といった政策が出てくるものと思われます。
こうした政策により、短期的な株価の戻りが実現するでしょう。
皆様に誤解して欲しくないのは、「今後、暴落は一気に加速するということではない」ということです。
暴落段階においても、米国株式は下がったり上がったりの展開になります。
その理由は米国債の利回りに現れています。図表2です。

最近の米国10年債が低下基調になっています。
金利が低下するということは、債券価格が上がるということになります。
これは、株から債券へ資金シフトが行われていることです。
米国政府への信頼が揺らいでいない証拠です。
ただし、質の低いジャンクについては、金利が上がり始めました。図表3です。

つまり投資家は、「国債は安心だが、企業経営の不安定な会社は危ない」と思い出したということです。
NYダウがさらに低下した場合、米国債の信用も揺らぎ始め、国債金利も上昇に入るでしょう。
そのときが本格的な米国株・債券の暴落時期となります。
コメント
コメント一覧 (5件)
林先生
遅まきながら 金投資はじめました。
少々下落傾向ですが 長期戦略です。現物なので持ち続けます。
月曜日の日経225先物は売り一色でしょうか?
売り成行は危険でしょうか?低く始まり上昇する恐れを心配してます。
まだ 売りは早いでしょうか?
公認会計士の友人がいるのですが、
ここ数日のかぶの下落を機に、
・国債のデフォルトの可能性。
・年金破綻の可能性(なので、年金受給を60才で始めたい旨を尋ねたところ)
即座に、お役所の公式見解の様な回答があり、
全く相手にされません。
小生も浅学のため、彼とはそれ以上論議しませんが、・・・なんだかなぁ〜。(阿藤海 風)
投資家のタマゴン 様
私も以前から年金支給を60歳からにするつもりでした。7年後になりますが、受給できる可能性は、20%以下と考えでおります。
日本は世界一の資産保有国です。金利もCDSも高くありません。世界の誰も日本が財政危機にあるとは見ていません。ましてや年金の破綻もありません。ご友人のおっしゃる通りです。ご安心ください。
ジャンク債金利を出す元の数値、つまりジャンク債金利はどこを調べれば出てくるのでしょうか?