パッとわかる空売り銘柄表

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システムが役立ちます。

投資部の皆様からのご要望に応えて、システムを使った空売り銘柄探の割り出し方を説明します。

従来の方法に比べて使いやすくしました。とても簡単です。一目で、パッとわかります。

図表1の順番①、②でクリックしてください。

図表1

売り・買いがわかるタイミングツール⇒空売り銘柄:時価総額上位50銘柄

という順番です。

表が出てきます。一番右の列を見て、「空売りのチャンスが近い」と書かれている銘柄が最重要です。この資料を作成したときに検索で出てきた空売り最適銘柄は次の4つです。

6501  日立

9434 ソフトバンク(ソフトバンクGではない子会社)

7751 キャノン

4901 富士フィルム

順を追って、この表(空売り銘柄:時価総額上位50銘柄)を説明します。空売りには次の条件が必要です。

  1. 業績が芳しくない

直近の四半期が20%以上の増益会社は空売りしてはいけません。増益率(経常利益増益率)は、できれば5%未満が望ましいのですが、現在のような株価の天井圏では、銘柄数が極端に少なくなってしまいます。そこで、業績の足切りは15%%程度とします。

システム上の表内では現状で23銘柄が「減益・微増益」で、27銘柄が「増益」となっています。現状での空売り銘柄はこの23銘柄ですが、四半期・年度業績の発表が近く、今後は銘柄数が増えるでしょう。

  1. チャートの空売り最適パターン

講義では、「重要な安値を割り込む」「50日移動平均法」という二つを学びます。その観点から見て、会社のチャートがそれらのポイントに近いか否かを見ます。具体的に言うと、株価が下げ始めてポイントに近づいている場合と、既にポイントを割っているものの、まだ空売りポイントに近い場合とがあります。

今回の改善箇所の最大のポイントがここです。この表の更新は1か月に1度ですから、タイミングよく(例:重要な安値を割り込んだその日に)銘柄を紹介することは難しいです。そこで、「空売りポイントに近い」という表示に変更しました。これにより、ご自分で銘柄を日々見ながら最適なタイミングを見定めることができるようにしました。

システムの表内を見ると、現状では20銘柄が該当します。

なお、この2つの条件を用いずに、ラリー・ウイリアムズの3日、18日の売り法則を用いることもできます。この場合は銘柄毎(ごと)に3日、18日の法則が出ているか否かを各自でチェックしてください。

  1. 大型株

空売りを行うには、小さな企業は禁物です。多少の買いで株価が踏み上げられてしまうことがあります。この観点から、この表では空売り銘柄表は時価総額上位50銘柄に絞りました。「上位50番までしか空売りできないのか?」と言われれば、もちろんそんなことはありません。時価総額100位でも十分資格があります。

  1. 他に考慮する点

ディフェンシブ銘柄は空売りを行いません。薬や鉄道、日用品小売りといった分野は、不況期でも業績の下落幅が大きくありません。不況でも、私たちは病気になるし、会社まで通勤するし、弁当を買うからです。これに該当する銘柄を外します。

これらの①~④の条件に合致している銘柄が上で示した4銘柄です。先にも申し上げましたが、銘柄数は日々変わっていきます。特に業績発表時期は変更(増加)が多いです。

さらに、もうひとつの注意点です。逆日歩になっていないかどうもチェックします。例えば、ファーストリテイリングは逆日歩の常習犯ですから、時価総額50位以内といっても安心できません。逆日歩については、講義内で説明しています。

図表2を見ると、減益・微増益の会社、チャート上の空売りポイントに近い会社が増えています。

図表2

これは株式市場の陰転が近いことを示しています。市場が陰転したら、空売りは可能です。それまではリスクが大きいので空売りは薦めません。じっくり好機を待ちましょう。

コメント

コメント一覧 (8件)

  • 「林の気づき」のタイトルの所の「保護中:・・・・」の保護中とはどういう意味があるのですか?
    なお、今日の「保護中: パッとわかる空売り銘柄表」のところで、最適空売り銘柄を4銘柄ピックアップされていましたが、これを空売りするに当たっての条件項目の「2.チャートの空売り最適パターン」で「重要な安値を割り込む」「50日移動平均法」の講義を早く受けたいです。この「林の気づき」のところで早く教えていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

    • 「重要な安値を割り込む」「50日移動平均法」について、
      今日の気づき でも取り上げるようにします。
      来週あたりに、掲載できるように頑張って書きます。

    • 信用倍率も必ず見てください。
      1より下がっているような銘柄や、よく1より下がる銘柄はやめたほうがいいです。
      過去のデータを見たい場合は、日証金のサイトを見るのですが、
      このあたりの情報検索については、講義の中でお話していますので、そちらをご覧になってください。

  • ようやくここまでこれた。他の生徒さんより随分遅れてますが、勉強してこなかった私には内容が適格スコンと入り有りがたいです。

    • わからないことがあったら、僕までメールを送ってください。僕が音声で回答します。
      それはすべて捨てていいです。大
      事なのはここだけですから、ここさえ理解すればいいです
      といったアンチョコ的なお回答をさせていただきます。

    • 分からない言葉だらけだとしたら、分かる必要はありません。
      空売りをどうしても行わないと資産が増えないなどということは全くありません。
      ゴールドに投資するだけでも、資産は巨大化しますので、安心してください。

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