~4%越えで金融不安が起きる~
今日はジャンク債金利についてお話しましょう。
3月中旬からジャンク債金利は青信号から黄色信号に変わりました。
「では、一体いつ頃赤信号に変わるのか」といった質問が相次いでおりますので、
これについてお答えします。
具体的に言うと、ジャンク債金利が4%を超えたあたりが赤信号ラインであると考えています。
正確に言うと、ジャンク債金利そのものが4%ではなくて、
ジャンク債金利から国債の金利を引いた値が4%ということです。
例えば国債金利が5%とすれば、ジャンク債金利が10%以上に上がったときを指します。
過去の事例を見てみましょう。

図表1です。ジャンク債金利とNYダウが描かれています。
青いシャドーの期間と赤いシャドーの期間を眺めてください。
ジャンク債金利が4%時点では、株価が横ばい圏であったり、大きく下がったりしている時期です。
これに対して、ジャンク債金利が4%以下になった時点から、株価が大きく順調に上昇していることがわかります。
特に重要なのは、2023年の3月頃です。

図表2にあるように、2023年3月時点では、シリコンバレー銀行とシグニチャー銀行の2行が破綻しました。
この破綻は、預金者が急激に預金を引き出したために起こったものであり、
それまでに業績悪化は表面化していませんでした。
そして2023年5月、ファーストリパブリック銀行も破綻してしまいました。
こうした破綻が起きたのは、ジャンク債金利が4%の時期だったのです。
この4%を境として、それ以上にジャンク債金利が高くなると、
こうしたことが頻繁に起こるようになると思われています。
前回の大型倒産は3行で済みましたが、これからはそのようなわけにはいかないかもしれません。
その場合、こうした銀行破綻の連鎖がさらに大きな株価下落になっていくでしょう。
コメント
コメント一覧 (2件)
奇しくも、
【経済8】市場が発する暴落サインその2
を学習したばかりです。
・・・ジャンク債金利の動向、
ハラハラ、ドキドキ、ワクワクします。
大手銀行・証券を利用しています。
早く逃げねば!
今日も1000円以上の下げで始まっています、暴落に入った訳では無いのでしょうか。