2025年8月26日
米国生産者物価3.3%(7月)上昇
トランプ関税の影響が少しずつ米国の物価に現れ始めました。
今日この点について解説いたしましょう。
図表1にそのことが現れています。

米国生産者物価が、7月に3.3%となりました。
これは6月の時点(2.4%)から大幅な上昇です。
一方、米国消費者物価を見ると、
4月2.3%
5月2.4%
6月2.7%
7月2.7%と着実に上昇しています。
米国消費者物価の上昇幅が小さいために、金融市場では楽観的なムードになっています。
多くの人が生産者物価と消費者物価の構造に目を向けていないのです。
生産者は消費者にら商品をできるだけ買ってほしいので、
最初のうちは自分たちがコストの値上がり分を吸収しようとします。
つまり、自分の利ざやを減らして、消費者への価格転嫁をしないようにするわけです。
そのため、消費者物価の上昇が遅れます。
ところが、我慢には限界があります。
最終的には消費者にコスト転嫁せざるを得ませんから、時間の経過とともに、消費者物価は上がってしまいます。
消費者物価が生産者物価より遅れて動き、その上昇幅が小さい理由はそうした構造にあります。
7月に3.3%の上昇を記録した生産者物価は、
近いうちに消費者物価にも影響を及ぼすようになるでしょう。
これは消費者の購買意欲を減退させ、企業収益を圧迫します。
ひいては、株価に対しても、大きなマイナスになっていくと考えています。
コメント
コメント一覧 (6件)
・・・日本の消費者物価もキツイです。
(^◇^;)
今月に入って入会させていただきました。
先生のお話を伺い、手持ちの日本株、投資信託などを売却していってます。
そして、金投資ですが、何を買えばいいのか、全く情報不足で、金のETFを買えばいいのか、現物を買っていくのがいいのかどれか始めたらいいのかご指導お願いいたします。
全体的に、すこしずつ下げムードですね。
これから株式投資を、始めたい私は、資金も乏しくどうしたらよいか、途方に、暮れています。す
米国株の空売りねらっています。
未だ早いでしょうか?
8月20日入会しました、株の暴落対策始めました、それにしても日本の政治やマスコミの報道などはあまりにも無策でないかと思います。トランプ関税は、石破政権(赤沢)の対米交渉継続のため、EC並みの対応で延命して支持低下の回復した。(自動車関税本当に15%になるの?)この見返りの為、5500億ドル・80兆円の支援を受けられる(これから文書化されるとの事、双方の食い違いが明らかになる。)でラトニックの大手柄(投資・・利益が出ても1割しか還元されず、保証・・米国の好きなような使い方で大方は債務の弁済で消えてしまいそう。)と米国ではマスコミに公表されている。日本の国力の大きな損失になるのではと思います。 米国の物価は上昇しているが前政権からのブルーカラーの賃金の低下が、上昇になってきて、米国の国力回復(関税交渉での核国の支援、所得税の減税など)、暴落はまだ先のようにも感じています。
円ドルで、円安でなく円高に行くのか、この動向が、今後の動きに大きな影響すると思う。
株価もまだまだ上がり5万円目指すとの見方もあります。
米国経済次第ではあり得る。
トランプ大統領に振り回されている日本、心配だ⁉️