株価は当面強い動きになる

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保ち合いの上放れ

日経平均、NYダウは当面の間やや強い展開になるでしょう。今日はこの解説をいたします。

6月24日NYダウは507ドル高(+1.2%)の値上がりとなり、43,089ドルとなりました。これによって、ここ1ヶ月強の間築いてきた持ち合い相場の上値(点線で示したライン)を抜くことになりました。

図表1です。

通常、持ち合い放れは株価が強くなる兆しです。この理由は、イスラエル・イランの停戦合意にあります。

6月16日の気づきでは、「中東の緊張状態発生により、株価が下落基調になり始めた」と記しました。しかし早期の停戦合意のよって緊張態がやや改善されました。これを好感して、株式市場が上昇しました。

ただし、緊張状態が完全に解消されたわけではありません。「イスラエルや米国は信用にならない国家だ」という不信感が世界全体の広がったためです。特に中東地域ではそうです。

一番わかりやすいところだけを解説すると、今回の停戦合意の当事者に現れています。これは、イスラエル・イラン間で結ばれたものですが、米国もイランに対して爆弾を投下しています。他国に爆弾を投下すれば、これは立派な戦争状態となります。

従って、本来ならば、米国・イラン間も停戦合意を結ぶ必要があります。それにも関わらず、米国は第三者のような顔をして振舞っています。

これ以上の話は別の機会に詳しく述べます。本日は当面の相場に絞って解説しています。テクニカル分析の観点からは出来高の推移が重要です。

図表2に日経平均を記しました。

ここでもち合い(点線ライン)放れが起きていることがわかります。チャート下についている出来高を見ると、年初来と比較して現在では、かなりレベルが下がっていることがわかります。

現時点では、「株を買おう」という勢いが弱まっているからです。買いの勢力が弱まれば、上値相場は長く続くことはありません。

株式の買いポジションをお持ちの方は早めに手仕舞うことが重要です。一、二ヶ月間の間に来る日米の株式の天井、並びに暴落の開始に備えましょう。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • > チャート下についている出来高を見ると、年初来と比較して現在では、かなりレベルが下がっていることがわかります。

    投資部の学習動画を見るようになってから、
    なんか、自分でもチャートの見方が分かった様な気になっています。( ◠‿◠ )
    ・・・実は分かっていませんが。。。( ̄▽ ̄)

    それにしても、
    > 従って、本来ならば、米国・イラン間も停戦合意を結ぶ必要があります。それにも関わらず、米国は第三者のような顔をして振舞っています。

    国際法を知っている人は、今の世界がいかに無法がまかり通っているか、よくわかっているでしょうね。
    ・・・ロシア、アメリカ、それに自衛権を振りかざすイスラエル、「ならず者国家は君達の方だ!」

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