金価格はどうして上昇するのか

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~半分はドル下落が理由~

今日は金価格上昇の本質的な意味についてお話ししましょう。

ぼくは以前から、現在の金価格(ドル)が5~6倍になると考えています。

具体的に言うならば、現在価格の3,000ドルから15,000ドルまたはそれ以上に上昇すると考えています。(図表1)

最大の理由は「ドルの下落によるところが大きい」という意味です。

これをわかりやすく説明しましょう。本日、米国政府がドルを5分の1に切り下げたとします。

米国にある全ての価格は、一挙に5倍になります。

賃金も5倍になますが、パンの値段も5倍になり、電車運賃も5倍になります。

同様に、金価格も5倍になります。

これは、価格が上昇したのではなく、ただ表示が変わっただけです。

金価格の上昇理由の半分はこのようなものだと思っています。

現実には、米国政府がドルを下げるのではなく、市場がドルの価値を見捨てて、ドル価格を引き下げていくわけです。

政府が「本日からドル切り下げを行う」と宣言すれば、全ての価格が一律に上がりますが、市場によるドル下落の場合は効果が一律ではありません。

ある商品やサービスは5倍かそれ以上に上がり、ある商品やサービスはそれ未満の上昇を示すことになります。

ものによっては全く上昇しない場合も考えられます。

この中で、金価格は大幅上昇組のトップに位置するでしょう。

ドルという貨幣の信頼が落ちれば、本物の通貨の価値が上がるわけですから、ゴールド(本物の通貨)が脚光を浴びることは間違いないからです。

日本円での上昇は現在から3~4倍になるでしょう。

日本円はドルほどには下落しないからです。

詳しく述べると日本円の金価格は円の下落分の他に本来の金価格の上昇が含まれていると考えてください。(図表2)

世界に全く下落しない通貨があれば、その通貨当たりのゴールド上昇は最も小さくなります。

しかし、世界のすべての政府は大量にマネーを発行しています。

逆に、最も多くのマネーを発行した通貨建ての金価格が大きく上昇することになります。

それが米国です。

ドルという貨幣の信頼が落ちれば、本物の通貨であるゴールドが投資家に脚光を浴びるのは当然ですが、それ以上に金価格が急騰する理由があります。それは何か?

それはゴールドがあまりにも小さな市場だということです。

レアもののスニーカーや時計の価格が驚くほど上がることがあるでしょう。

それと同じことが金融市場のゴールドに起きると考えてください。

具体的には、2024年の金生産量は0.5兆ドルの価値でした。地球上に存在する金をすべて合わせても、価値が21兆ドルしかないと言われています。

これに対して、米国のマネーは2024年には22兆ドル発行されていますし、世界のGDPは101兆ドルになっています。

世界の金融資産のうち米ドルは240兆ドルあると推定されます。(図表3)

ゴールドがあまりにちっぽけな市場であることがわかります。

いったん人気に火がつくと金価格は大幅上昇が期待できます。これは投資に値するものだと考えています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • なんと言うか、
    「管理通貨制度を恣意的に運用してきた米ドル紙幣の終焉」みたいなものを感じてしまいます。

    現代社会、文明社会と言っても、薄氷の上を歩いているようなものですかね?

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