野菜を食べていますか?

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健康は自分の力で築く

皆さんは、野菜を十分に摂っていますか。自分の健康は自分で守るしかありません。今日はこのお話をいたしましょう。

今週、厚生労働省が発表した国民健康・栄養調査によれば、日本人の野菜摂取量がだんだんと減る傾向が明らかになっています。

図表1によれば、平成23年(2011年)の段階では、男性が1日あたり11.3g、女性が9.5gの野菜を摂取していたのですが、現在では男性が10.6g、女性が8.9gと減少しています。

食事療法にはいろいろあり、ベジタリアン、カロリー制限、塩分制限、低炭水化物といったものの他、肉魚からプロテインをたくさん摂るのが良いとする健康法、また、小麦に含まれるグルテンをできるだけ摂らないとするグルテンフリーの健康法などがあります。

共通して言えることは、「野菜を摂る量を減らした方が良い」という健康法は存在しないことです。だから、誰もが「もっと多くの野菜を食べる方が良い」と思っています。

ところが、現実はこの逆に向かっているようです。例えば、マクドナルドや吉野家、松屋といった大手外食チェーンがベジタブルバーガーやベジタブル丼を発売したのですが、短期間でメニューから消えていきました。実際にそうしたメニューを注文する人が少ないからです。

また、食べログによれば、東京には10万店を超える外食店があるのですが、その中で野菜料理の店を探そうとすると、ほんの少数しか出てきません。TVの料理番組でも野菜だけのメニューは少ないです。私たちは本当は野菜が好きではないようです。

私たちが好きなのは、肉魚のほか、スイーツです。

図表2にあるように、アイスクリームの売上規模は年々着実に上がっています。アイスクリームはからだを冷やしますし、砂糖が多く含まれているので、健康には良いとはいえないでしょう。「わかっちゃいるけど、やめられない」というところでしょうか?野菜不足に罪悪感を持つ人は多いです。

僕は自宅ではほぼベジタリアンであり、肉魚はほとんど食べません。お味噌汁のかつおだしとか、洋風スープに入れるクリームは動物性ですが、この程度です。生姜焼きは好きなメニューですが、皿の上に豚肉はなく、大盛りのキャベツに生姜焼きのたれがかかっているだけです。

正直に言えば、肉魚の方がうまいと思います。しかし、大事なことは、こうした食生活に慣れてくると、「肉魚が食べたいと思わなくなる」ということです。そればかりでなく、ゴボウのから揚げ(鶏のから揚げの代わり)が「実にうまい」と感じられるようになります。

近年、野菜が食べやすくなっているのも事実です。ピーマン、ニンジン、トマトなどは昔に比べて、甘みが増えています。さらに、野菜は肉魚に比べて、安価ですから、ぼくの場合ベジタリアンになってから1ヶ月あたりの食費が半分以下に減りました。

こうした食餌療法を保つことで、僕は贅肉(ぜいにく)が増えることなく、体脂肪率も10%程度にとどまっています。人間はどうしても怠惰な方向に動きがちです。厚生労働省では、33%の男性が肥満であり、22%の女性が肥満であると述べています。そうした流れに抵抗するには、自己規律が一番重要です。

皆さんも、こうした統計に接して、自分の食生活を考え直してみてはいかがでしょうか?

コメント

コメント一覧 (11件)

    • 須藤さん
      あなたもぜひ野菜を多く取る
      生活習慣を身につけてください
      二週間もすれば自分が変わってくることがわかりますよ。

  • 先生が、痩せすぎているのが心配です。
    ベジもよいですが、しっかり、タンパク質を摂取して下さい。
    基本、バランスの良い食事だと思いますが、私もそうですが、これから年寄りになるので、痩せるより太ろうが良いかと思います笑。

    • ぼくのことを心配してくださってありがとう。
      たしかにぼくは痩せすぎです。
      体重計で推定年齢がでる機能が付いた物があるのですが、
      ぼくの推定年齢は21歳だそうです。
      おそらく痩せすぎだからですね。
      あなたもそうですが
      お互い年をとってきたのですこし太るようにしたいと思います。

  • 年に数回の酒事での外食時は家族への申し訳なさから
    「好きな物を食べて」と言って外出します。

    家に戻り「何を食べた」と聞くと答えは決って「マック」です。コロナ前から変わりません笑。

    夕方作り担当の僕が作った食卓には、必ずたくあん等の野菜の漬物があります。

    てすが、僕以外中々箸が寄らないので最近は強制的に「2枚は食べて」と奮闘中です。

    ※毎年この時期から春までは、野菜たっぷりの鍋・鍋・鍋の毎日です笑。

    • あなたは心の優しい方ですね。
      自分の外食時には、家族の方も外食できるように配慮しておいでだし、
      ご自身で夕食を作るようにしていらっしゃいます。
      また、その中にも家族の健康に気を付けた物を用意していらっしゃいます。
      これだけの事をやっている人はなかなかいないでしょう。
      ご家族の方々はとても幸せだと思います。

      • 先生からまた元気なお言葉を頂きまして、恐縮致しております。

        先生が食事に気をつけられるようになられたのは、何かきっかけがあったのですか?

        それとも新たなるチャレンジなのですか?

        しっかりお聞きしておかないと、いつの日かご馳走する時に、先生の目を点にしてしまいそうです

        • いつの日か僕にご馳走してくださるのですか?とても嬉しいです。
          健康に気をつけるようになった一番大きい理由は、自分が健康でないと皆さんに迷惑をかけるからです。
          例えば、半年後、一年後のセミナー講師の約束が入っています。
          自分が半年後、一年後に元気でいないとお約束が守れるものも守れません。

          また、こうして日々ご質問に答えるにも、自分が健康でないと答えることができません。
          土日や正月といった祝日も含めて、皆さんの質問に回答していますので、体調が悪くなることが許されないのです。
          それが健康に気をつけている一番大きな理由です。

          • ありがとうございます。
            健康に気をつけていれば、「なんとか生活できる健康でいられる」事が少し分かりかけてた頃に、
            先生やスタッフの方々や投資部のメンバーの皆さんとの感動的な出会いができております。
            もっともっと、心身共に成長していきます。
            (感謝)

  • いつも不確かな考(かんがえ)に「本当にそうなのか?」と言う深いヒントを与えてくれる「気付き」です。
    私は肉食をこれまであまり問題視していませんでしたが、消費者問題・環境問題を専門とするジャーナリストの船瀬俊介氏も「肉食は発癌食」と述べている動画を先ほど見つけました。その中で彼は「あのWHOでさえ公式に発表しているデーター」であり、さらに踏み込んで「病気にして医療で稼ぐマッチポンプを演出しているのが、トランプ氏の言うデープ○○○トだ」とも発言していました。
    「肉食」に対する考えが180°変わる「気付き」
    でした。
    「自己規律が一番重要」は投資に関しても言える事だと思います。
    ありがとうございます。

    • 船瀬俊介氏は本物のジャーナリストです。
      日本の巨悪と戦う姿勢が素晴らしいと思っています。

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