株価と景気との相関は高いですが、常に同時に天井を打つわけではありません。ある時は景気の方が先だったり、株価の方が先だったりします。そのタイムラグも3か月だったり半年だったりします。
ファンダメンタルを基本とした判断からは「いつが株式市場の天井なのか」という回答を得ることはできません。そこで、株価自体が語っていることを聞き取るようにするのが賢い方法です。株価は投資家の総意として形成されるので、株価を読むことは投資家の総意を読むことと同じです。
米国の主力株を見てみましょう。
株価が強いか弱いかの最も一般的な判定方法は、「直近の安値を抜いたか否か」にあります。具体的には図表1にある通りです。

弱い株は直近の安値を割り込んでしまいます。弱い株の代表としてシティバンクを図表2に挙げました。

これに対して、強い株は安値を割らずに反発します。図表3と4では強い株を挙げています。米国の主力株として君臨する銘柄で、グーグル、アップル(図表3)、メタ、JPモルガン(図表4)を表示しています。多くの主力株がこれら4銘柄と同様に、直近の安値を割っていない段階ですので、米国株はまだ上値があると考えられます。


「安値を割ったか否かといった違いがどこまで信頼の置けるものなのか」という疑問を持つ人が当然のことながら出てくるでしょう。しかし、経済指標からは読み解くことができない以上、この方法以外に短期の相場を判断する方法はないと思って下さい。
NYダウ平均に今後大きな転換点が訪れた場合は、早急にお知らせします。
コメント
コメント一覧 (5件)
米国主力株グーグル、アップル、メタ、JPモルガンが底値を割っていない時はまだ上昇する。
NYダウ平均が高値が続けば、日本株も高値ということですね。
夫が米国の投信(野村)を持っているので、転換点がいつ来るのかと心配です。
渡辺さん
近い内に米国株は天井をうつとは思います。
その前に、どのようなタイミングになるかになるかについて、
ぼくから解説するように致します。
情報をお待ち下さいね。
私は、米国株を取引してきました。先生の暴落の予想を受けて、持株のPOSITIONヲ売ってきたのですがベイコク株の上げで、持株のアッベイが最高値になりまして、先生の高値銘柄のテンバーカーになるかもしれないと思い、買いを入れました。チヤーと飲み方もわからず、金額も少額無ので、勉強のつもりです。正しかったでしょうか?
先生のいわれるとおり、米穀株すべて成行で、売り指示を出しました。ご指示ありがとうございます。今後ともご指示ください